冬のある日、この日も冷え込んだ。 ポケットに手を入れて待つのは橙色の電車。
桜咲く米神踏切を、この日も定刻通り走り抜けていった。 再び春は訪れるのだろうか。
想い出の機関車、EF66-51。 夏らしいこんな絶好の撮影地での3年半ぶりの再会。HMは違えどこいつはやっぱり青い客車を牽いていた。
やはりこいつに似合うのはこれだ。
秋深まるある日曜日の夕方、日没1時間前。 河川敷で思い思い過ごす人たちの脇を、当たり前に電車が通り過ぎて行った。
私鉄最大と呼ばれたマンモス機関車E851の引退後、西武唯一の電機となったE31型。 生き残りとも呼べるこれら4両もついに引退がアナウンスされた。
闇夜を突き抜けるこの姿を、あと何度目にすることができるだろうか。
時刻表片手に旅の予定を練る…そんな、旅好きの人には分かるであろう至福の時。 地元から遠く離れた地へ行くならなおさらだ。
切符も予定表も揃った、あとはその日が来るのを待つだけ…。